弱気のペナント
ペナントはレクタングルと同様、強い値動きの後に形成される継続を示すパターンです。大きな上昇・下降トレンドの後、買い手もしくは売り手は現在のトレンドと同じ方向へ動きます。それにより値動きは停滞し、小さな対称的な三角形を形成します。価格が停滞している間に、多くの買い手や売り手は強い動きに飛び乗ることになり、これにより価格がペナントから抜け出すことになります。
弱気のペナント
弱気のペナントは、ほとんど垂直の急な下降トレンドで形成されます。価格が急落すると、ポジションを決済するトレーダーや迷いを見せるトレーダーが出てくるため、価格は少し停滞します。

多くの売り手が飛び込んでくると、価格はペナントの底を抜けてさらに下落し続けます。

見て分かるように、価格が底値にブレイクアウトした後、再び下落し始めました。このチャートパターンを利用するためには、ペナントの下で売り注文を入れて、ペナントより上に損切り注文を入れます。そうすれば、ブレイクがフェイクアウトであった場合でも、すぐにトレードから外れることができます。
他のチャートパターンとは異なり、ペナントはかなり強力な動きをシグナルとして出してくれます。一般的にペナントでは、ペナントに入る前の動きの幅を参考にブレイクアウトの動きの幅を予測します。
強気のペナント
強気のペナントは、再び上昇トレンドへ転じようとしていることを示します。これは買い手が十分なエネルギーを集めれば、価格が再び急上昇するということを意味します。

この例では、価格が急上昇した後に一旦停滞しています。買い手が再び勢いを見せ、次の上昇に繋がることが予想されます。

予想通り、ブレイクアウトの後に価格は再度強力な上昇を見せました。
この場合、フェイクアウトを避けるためにペナントの上で買い注文を入れ、ペナントの下で損切り注文を入れます。しかし、ペナントの大きさが小さいとしても、大きな値動きのシグナルになる可能性があるため、注意が必要です。