FX教育コンテンツ

Learn Forex Step by Step

中級1コース

中級1コースにようこそ!
インジケーターや重要なチャートパターン、ピボットポイントを適切に使用して取引する方法について学びましょう。

2. 重要なチャートパターン

上昇ウェッジと下降ウェッジ

ウェッジは、2本のトレンドラインが収束し、これは値動きの幅が小さくなっていることを意味します。つまり、トレンドが停止していることを示します。

下降ウェッジは、上昇トレンドで発生する強気のチャートパターンであり、ラインは下向きに上向いています。一方で上昇ウェッジは、下降トレンドで発生する弱気のパターンであり、上向きに傾いています。

ウェッジはトレンドの継続または反転のどちらを見極めるときにも使用します。
上昇ウェッジ
上昇ウェッジは、価格が上向きのサポートラインとレジスタンスラインの間で滞っているときに形成されます。サポートラインはレジスタンスラインより傾いています。これは、高値より安値が早く形成されることを示しており、くさび(ウェッジ)のような形をしていることから、このように呼ばれるようになりました。

価格が滞っている状態で大きな波が来ることは予測できるため、上下どちらかのブレイクアウトを期待することができます。

上昇トレンドで上昇ウェッジが形成された場合は反転の可能性を意味し、下降トレンドで形成された場合はトレンド継続の可能性を意味します。

この例では、上昇トレンドの終わりに上昇ウェッジが形成されました。価格は高値を更新していますが、安値を更新しているときよりもペースが遅いことに注目してください。

価格は下落に転じました。これは買い注文より売り注文を入れたいトレーダーが多いという意味です。

トレーダーが価格を押し下げてトレンドラインをブレイクし、下降トレンドに入る可能性を示しています。他のチャートパターンと同様、ブレイクアウト後の値動きはウェッジの高さとほとんど同じです。

次に、上昇ウェッジに関する別の例を見ていきましょう。今回は弱気の継続シグナルです。

上のチャートでは、下降トレンドから上昇トレンドに展示、高値と安値を更新していることが分かります。

この場合、価格は下方向にブレイクし、下降トレンドが続いているため、継続のシグナルとなりました。

一般的に上昇トレンドで形成された上昇ウェッジは反転に繋がりますが、下降トレンドで形成された上昇ウェッジは下降トレンドを継続させます。

まとめると、上昇ウェッジは下降トレンドに繋がり、それは弱気のチャートパターンであることを意味します。

下降ウェッジ

上昇ウェッジと同様、下降ウェッジも反転シグナル、継続シグナルの両方を見極めるために使用されます。
反転シグナルは下降トレンドの底値で形成され、その後上昇トレンドが発生することを示し、継続シグナルは上昇トレンドで形成され、その後も上昇トレンドが継続することを示します。上昇ウェッジとは異なり、下降ウェッジは強気のチャートパターンです。

この例では、下降ウェッジが反転シグナルとして機能しています。下降トレンドの後、価格は高値と安値を更新しました。高値で結んだ下降トレンドラインが安値のトレンドラインより傾いていることに注目してください。

ウェッジの上部をブレイクすると、形成された高さとほとんど同じ高さまで上昇し、さらに目標地点を超えて上昇し続けました。

次に継続シグナルとして機能する下降ウェッジについて見ていきましょう。上昇トレンドで下降ウェッジが形成されると、トレンドが継続する可能性を示します。

この場合では、強気の上昇の後に価格変動が少し滞りました。これは買い手がさらに買い注文を入れるトレーダーたちを待っている状態を意味します。

さて、このペアは強気の上昇を見せているように見えますが、価格はどちらに動くでしょうか?

価格がトレンドラインの上をブレイクし、さらに上昇し続けていることが確認できます。
br> この高値を結んだ下降トレンドラインの上で買い注文を入れていれば、強い上昇トレンドに乗ることができ、利益を得ていたでしょう。

ここでも同様に利益確定ポイントはウェッジの幅と同じくらいに設定しましょう。さらに多くの利益を生み出したい場合は、ポジションの一部を決済し、残りのポジションでトレンドに乗ることで目標地点で利益を確定することができます。